わきが手術の種類
現在、日本の皮膚科や美容外科では、わきがを治療するための手術が行われています。
わきがの手術方法はいくつかありますが、いずれもわきがの原因となるアポクリン腺のはたらきを抑えることが主目的となっています。
手術方法は費用はクリニックによって異なるので、手術を望む方は、事前にクリニックに相談してみるとよいでしょう。
ここではわきがの代表的な手術方法を紹介します。
1.直視下摘除法
別名『剪除法』とも呼ばれる最もポピュラーな手術方法です。
皮膚を3~4cmほど切開し、皮下組織内に存在するアポクリン腺を目視してから取り除きます。
医師が直接目でアポクリン腺を確認してから切除するので、治療法としては非常に的確であり、完治率も高いところが特徴です。
ただ、そのぶん医師の高い知識とテクニックを必要とするため、クリニックや医師の質によって効果に差が出やすいという欠点があります。
2.皮膚切除法
ワキ毛の汗腺や皮脂腺、毛根などを切除し、縫合するというシンプルな手術方法です。
以前はわきが手術の一般的な方法として数えられていましたが、傷が大きくなりやすい上、施術部位がひきつりやすいというデメリットがあることから、現在はほとんど取り入れているクリニックはありません。
3.吸引法
ワキの下の皮膚をわずかに切開し、吸引器を使用してエクリン腺やアポクリン腺を吸引する方法です。
皮膚切除法などに比べて皮膚の生着が早く、傷跡もほとんど残らないところが大きなメリットとなっています。
しかし、医師が目で確認して吸引するわけではないため、確実な施術法とは言えず、現在は吸引法を取り入れているクリニックは減少傾向にあります。
4.超音波法
超音波の振動を利用し、アポクリン汗腺のみを吸引する方法です。
血管や神経を避けて施術できることから、術後の血腫形成や皮膚壊死のリスクが少なく、皮膚の生着も早いところがメリットとして挙げられます。
しかし、超音波の熱によってやけどを起こしたり、組織内に水腫ができる合併症を引きおこす例が報告されるようになり、近年はその安全性が疑問視されています。
5.ローラーシェービング法
皮膚を1cmほど切開し、ローラーと刃のついた専用器具を差し込み、ワキの下の裏の皮膚とともに汗腺を削り取る方法です。
一度に広範囲を施術できるので、手術時間が約30分と短く、効率の良い手術方法として数多くのクリニックで採用されています。
ただ、医師による汗腺の確認が行われないため、直視下摘除法に比べると若干確実性に欠けます。



